超絶技巧展を見に行きました

山口県立美術館で開催されている超絶技巧展を見に行きました

木彫を始めとして、金属や、紙、磁器などの素材を用いて、立体的な造形を作り上げるというもので、以前NHKの日曜美術館で紹介されていました

それが、この度山口の美術館で開催されているということで、いそいそと見に行ったのであります

それぞれが目を瞠るような作品で、たとえばこれ・・

木彫のスルメで、一木造りのもの
つまり、全体を一本の木から彫り出し、削り出して作っているのです

どのように作っているのか? 例えば脚の造作などは不用意に触るとたちまち破損してしまう脆弱さで、これをどのように削っているのか?

さらに、スルメ頭のクリップや、それにつながる鎖も後付ではなく、スルメとともに一本の木からの削り出しで、その卓越した技量とともに高いレベルの精神的集中力が不可欠であり、驚くほかありません

冒頭の3つのさくらんぼも、よじれた枝まで含めての一木造り・・
正に超絶技巧で、想像を超えております

同じ木を扱うものとして、ここまでの造作が可能であることに驚くとともに、そこまでの技法を極めた作者に敬意を表すものであります

恐るべし・・・

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