鬼籍に入る

谷川俊太郎氏に続き、火野正平氏も鬼籍に入ってしまいました

谷川俊太郎については、確か、中学校の国語の教科書に「20億光年の孤独」が載っており、当時興味深く読みました
別に詩が好きだったわけではなく、今も読むこともありませんが、なぜかこの詩は印象深く、面白いなぁと思ったことを覚えています

もう一つは「雨よ降れ」という詩で、これは上條恒彦氏が曲をつけており、歌として良く覚えています
「雨よ降れ、ナパームの炎の上に・・」という行のインパクトが強烈で、初めて聞いた当時には既にベトナム戦争は終わっていたのですが、それが泥沼化していた頃の事に思いを馳せたものでした

これ、You Tubeなどで探すのですが、全く見つからない・・
超マイナーソングであるようですが、私にとっては記憶に残る曲の一つであります

火野正平は言うまでもなく昭和のプレイボーイとして有名ですが、最近ではやはり日本縦断こころ旅ですね
視聴者の思い出の場所に火野正平が変わりに訪ねるという企画で、時間がある時はいつも見ていました

あの飄々とした振る舞いは火野氏のキャラクターならではで、ともすれば思い出が重くなりがちな場面であっても、それをうまく中和して、余韻が残る味わいに仕立て上げる絶妙なさじ加減が魅力でした

ここのところは腰を悪くして番組休止中でしたが、きっと回復してまたあのやんちゃな笑顔をみせてくれるものと思っていたのですが・・・

お二人のご冥福をお祈りします
合掌

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