ドロップ丁番を取り付ける

木工作業で気を使う工程は色々とありますが、最も気を使う工程の一つは丁番の取り付けです
まあ、市販家具のように後調節可能なスライド丁番を使えばよいのでしょうが、手作り家具屋の矜持としては通常の丁番でぴしっと決めたいところです
通常の平丁番の場合、丁番の取り付け位置がコンマ数ミリずれると、そのズレは扉の幅で増幅されて、扉の先では数ミリのずれになることもあり、扉が閉まらないと言った致命傷になります
しかも、この丁番取り付けはやり直しが効かないため、毎度緊張するのでありますね
そして、平丁番の中でも最も難しいのはドロップ丁番です
これは写真のように丸い形をしており、これに合わせて掘り込みをしなければなりません
つまり、この掘り込みによって丁番の位置が完全に固定されてしまうのです
ほんの僅かでもずれると、丁番そのものを取り付けることができなくなるという難易度!
なので、これを取り付ける時は何度か試し掘りをしてノウハウの確認をし、慎重に、慎重に進めていくのであります
まあ、なんとかうまく取り付けることができました
キャビネット製作の大きな山を・・超えました
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